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ソフトバンクグループの株価上昇!『未公開企業化』とは?

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ソフトバンクグループが一筋縄ではいかない理由

みなさんこんにちは!

BFPです。

 

本日は久しぶりに、日本株のテーマで更新です。

いろいろと話題が尽きない

「ソフトバンクグループ(コード:9984)」についての所感です。

株価急上昇!理由は「未公開化」の記者会見

ここ数週、ソフトバンクグループの株価が急上昇しています!

理由は表題にある通り、

「株式の未公開化」をにおわせる発言を、孫さんが会見で行ったからですね。

では、なぜ「未公開化」すると株価が上がるのか?

未公開化は簡単じゃない

一口に「未公開化」といっても、言うほど簡単ではありません。

 

なぜなら、一般で売買できる「上場企業」は、

上場時に「株式を公開(売り出し)することにより資金調達」を行い、

それをもとに事業を大きくするという約束の元、マーケットで売買されています。

 

未公開化を行うにあたっては、この時売り出した株式を

  • ソフトバンクグループ自身が「自社株買い」する
  • 創業者でも誰でも上場株を95%以上独占保有する

このどちらかを行わないといけません。

※後者のケースを「流動性基準」と呼びます。

このあたりはたびたび改正されるので、最新の情報をご確認ください。

 

いずれのケースでもいえるのが、

「マーケットに流通している株を回収する必要がある」

 

つまりは

「株が創業者・自社等によって買われる。なので、需要と供給の関係により、株価が上がる」

ということがいえます。

 

本気で企業が「未上場化」したいなら、一定比率以上、

株式を(たとえ割高でも)買い集める必要があります。

ですので、それを狙った投資家が株式を買いあさり、株価を上げているというのが現状ですね。

しかし、ソフトバンクグループは一筋縄ではいかない

ですが、ほかの上場企業に比べ、

ソフトバンクグループはもう一つ大きなハードルがあります。

それは、発行済みの「仕組債」です。

 

仕組債とは文字通り、

「普通の債券とは違い、何らかの仕組みを導入し、償還(返済)などの条件にルールがある」

という金融商品になります。

 

バッサリいうと、大体購入者側が損をする「仕組み」になっています。

そのあたりの是非はおいておきまして。

 

ソフトバンクグループが既に発行済みの仕組債には

例えば、「ノックイン」

「この条件に株価などが水準を下回ると、割引して債権を償還するよ!

(株価が下がりまくると損失補填のために投資家をそんさせて、借金返済を額面の65%などで着地させる)」

という条件商品が存在します。

 

まぁその分、金利は高めについてるので文句はいえないのですが、

そういう商品をすでに販売してしまっている中、

「株式を買い占めて上場廃止(市場株価を0円にする)」ができるのか?

 

このあたりを踏まえると、

仕組み債の契約がどうなっているのかなども含め、

繊細なコントロールが必要です。

 

というわけで今回はこの辺で。

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