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ソフトバンクグループ 決算説明会の解説!

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ソフトバンク深堀り解説 

皆さんこんにちは!

BFPです。

 

今回は、前回に引き続きソフトバンクグループについての記事になっております!

第一四半期 決算説明会の資料を参考に

現在の状況について分析していきたいと思います

 

前回も決算を参考に分析を行っておりますが、

今回は2021年8月10日に発表されたばかりの最新の情報を元に

よりリアルタイムな内容となっております!

 

ちなみに、今回の参考となる決算説明会は通常の決算ではなく

法人が任意で現状を報告しているものになります。

 

株価をあげたい企業は積極的に行っているのですが

逆に下がったりもしています笑

 

ソフトバンクグループも今回の決算説明会で株価を下げています

 

では早速、分析を始めていきましょう!

▼動画で見たい方はこちら

youtu.be

概要

始めに、当期純利益ですが

前年1兆2557億円から大きく下げ7,615億円となっております。

 

前年はスプリント社株式の売却益などがありましたので

今回減じたのはその影響だと考えられます。

 

時価純資産(NAV)は26.5兆。

横ばい、微増といったところでしょうか。

 

この純資産の内容は大半が投資先の株式となっています。

ソフトバンクグループのNAVはAlibaba Groupの株が40%を占めており

Alibaba Groupの株価次第で大きく増減するといった状態の決算書です。

 

次にLTV(純負債/保有株)についてですが、

保有株式が31.6兆円なのに対し純負債が5.1兆円。

パーセンテージだと16%となっております。

 

これを資産の比率的には、負債が少ないとみるのか、

そもそも投資会社なのでファイナンス色を限られているのか

等々言いたいことはありますね。

 

「基本的に25%以下で推移しているので安定しています」

と発表されていますが決算書を見る限り、

 

「安定しているとは言えないなぁ・・・」

というのが私の所感です(資産の大半がベンチャー企業・非上場株のため)。

 

世間の投資家の皆さんもそう思っているからこそ、

あの激しい株価変動があるのではないでしょうか。

 

そして、問題となっている投資先の比率です!

前回の動画・ブログの内容を作成した時に発表されていた情報では、

中国への投資比率が30%~40%あると書きましたが、

今回の決算説明会の資料では23%となっています。

 

ただし!「2021年7月末時点での売却済みを除く」となっています。

台湾への投資の可能性等を含めたとしたら、約30%は中国への関与があり、

 

中国の政策次第でどうなるのかが分からない

という不安要素があるというところです。

 

また、いまの主席の後継者がいないということも

私が懸念しているところではあります。

 

以上のことから、今回の決算の総評としては、

個人投資家、法人投資家、双方の目線から見てちょっとガッカリ…という感想です。

株価は上がらなかったが、大きな問題があるわけではない

誤解のないように言いますと、利益は出ていますし

純利益は前年比で140%ぐらいになっていますが、

 

そもそも前期はアメリカのスプリント社の売却益とうで

利益が膨らんでいたということもあり、

単純に前年比だけで比較するのは可哀そうかなぁというタイミングです。

 

ソフトバンクグループのビジョンファンドも増収、増益にはなっています。

なので、スプリント社の利益が確定していたことも考えると

先行きとしてはそこまで悪い決算ではないのかな、というところです。

 

ただし、IT系企業などを規制するという中国の方向性についての不安感はぬぐい切れていません・・・

 

今回の決算会見で孫さんが、

自分の個人資産からファンドに

26億ドル(日本円で約2800億円)ほど投資すると発言していました。

 

つまり、経営陣もリスクを取って投資していくので

「うちはいい会社ですよ!」

 

「経営陣が自社の株を買うということは、

儲かると思っているからだ!だから株価が上がるぞ!」

 

と印象づけたかったのでしょうが、

残念ながらそれは不発でした。

 

ソフトバンクグループは資金調達方法と

孫さんの資産構成的に意地でも株価をあげないといけないんです。

 

専門的な部分は細かくは解説しませんが、

ファイナンス(資金調達方法)の関係上、

株価がある一定ラインを下回ると、

ボーンッと壊れてしまう企業なので安定企業には程遠いですよね

 

一方で、リスクを取って大きな利益にかけたいのであれば、

ありな企業かなというのが、

弊社のソフトバンクグループに対する評価になります。

 

以下は前回と同様の内容にはなりますが、今回の内容は一般的な経済原則等に基づいた分析記事であり、投資の勧誘、推奨、結果の保証をするものではないということをご理解の上ご拝読お願いいたします。

 

今回はこの辺で。

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