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恒大集団と日本株・アメリカ株への影響は?

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恒大集団が破綻したらどうなる?

皆さんこんにちは!

BFPです。

 

Youtubeチャンネルの準備にかまけていて、記事更新ができてませんでした

すいません(理由になりませんね・・・重ねてごめんなさい)。

 

本日は世間を騒がせている『恒大集団』についてです。

内容的に、いつものフランクなノリではなく

固い内容になってしまうかもしれませんがご了承ください。

恒大集団とは?

恒大集団は中国に本社を置く不動産開発会社で、

香港証券取引上に上場している上場企業です。

(実は登記上は税金が安いタックスヘイブンにあるのですが、そこは本題ではないのでおいておきます)

 

国営企業ではなく民営で、

バブルの代名詞といってもよい不動産開発において

大きなシェアを誇っている同族経営で、創業者は世界22位、

中国3位の富豪でもあります(2019年、フォーブズ調べ)。

 

破綻の兆候としては2010年の9月より見え始めており、

財務健全化を目指すということで昨年、報道がなされていました。

 

そのタイミングで1か月間

「販売物件のすべてを3割引きで売りますキャンペーン」

を行ったことで、世界に広く認知された企業でもあります。

何が問題なの?

ひとえに「規模が大きすぎること」が問題視されてます。

 

皆さんの記憶に新しい「リーマンショック」を引き起こした時の

リーマンブラザーズ負債総額は約64兆円でしたが、

恒大集団は約33兆円の負債総額となります。

 

また、業種セクターとしては「不動産業」となるため、

同社の破綻により中国の不動産市場がバブル崩壊、

そして株式市場にも波及するのでは・・・?

と言われています。

 

元をただせば、

恒大集団の資金繰り悪化は政府が不動産マーケット全体に対して

金融引き締めを行ったことであり、

この流れがそのまま「日本のバブル崩壊のケースと被る」ため、

国内でも非常に注目が集まっております。

つまり?

乱暴な言い方になってしまいますが

「もともとやばいといわれていた企業が、再建できずに崩れそうだ。」

それだけ、と言えばそれだけの話になります。

規模が大きいのだけが問題ですね。

 

ここからは財務・運用屋としての分析ですが、

そもそもリーマンショックは元となった「サブプライムローン」を証券化し、

全世界に金融商品としてばらまいていたのが問題であったわけで、

そのリスクを背負いきれなかったリーマン社がつぶれただけであり、

直接的にリーマン社の倒産=世界恐慌、に突入したわけではありません

※もちろん間接的には原因でありますが。

 

何が言いたいのかといいますとつまり、

恒大集団が倒産する=リーマンショック級の金融崩壊が起きるのでは?

というのは、少し違う話ではないか?

ということです。

 

とはいえ当然、中国の不動産市場が崩壊すれば、

同業他社の方も影響を受けますし、

資金繰り・資金調達も厳しくなります(もうなってますが)。

 

それに引きずられ(これももう起こってますが)

香港市場の株価は暴落し、さらにリスク回避姿勢により、

ドル買い・円買いが発生します。

 

傾向としては、円買いによる円高のほうが強い地合いの印象がありますので

相対的にドル安円高、

引きずられる形で日本株・アメリカ株も一時的に下落する

ということは生じえると思います。

 

ですが、言ってしまえば「それだけ」です。

 

ダメな企業・過熱していた市場に投資をしていた人間が損失を被るという

至極当然の「しっぺ返し」が発生するだけで、

世界的な金融市場としては、大きな影響はないと考えます。

規模が大きくて、迷惑ではありますが。

とはいえ短期的には影響あり

もっとも、これは万国共通で金融商品の値動きというのは

「需要と供給」「思惑」で動きます。

 

この問題の着地点が見える今月21日および

その後1週間程度は

「積極的にリスクは取りにくい状態」

になることは間違いありません。

 

連日(なぜか)上昇を続けている日経平均株価、

相変わらず元気なNYダウは

冷や水を浴びせかけられることになりますが、

もうしばらくはリスクオフが続くという前提で取引

していくことになるでしょう。

 

上記を踏まえ、

どのようなポジション作り(投資判断)をするのかは

 

・・・

 

皆さんの腕の見せ所です。

本日はこの辺で。

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